こんにちは、ピネアルの徳原です。
ピネアルはこのたび、リブランディングを行いました。
前回はリブランディングに込めた想いをお伝えしましたが、今回はこのプロジェクトを担当した岩尾からその道のりをお伝えできればと思います。
半年間、熟成を重ねて作り上げたピネアルブランドの人格とビジュアル
リブランディングの発端は、徳原からホームページをリニューアルしたいという依頼を受けたことがきっかけでした。時期的にはちょうど私がピネアルに入社して1ヵ月が経った頃です。従来のホームページに掲載している内容と、日頃行っている事業との間に乖離が生まれてきたことや、ピネアルの本格的な組織化と共に、メンバーが増えてきた変化にも合わせて見直すこととなりました。
そこからリブランディングまでにかかった期間は、約半年間。熟成に熟成を重ねてプロジェクトを進めていきました。
サイトリニューアルの相談を受けてからは、第一にピネアルのことを知る必要があると感じて徳原へのヒアリングを行いました。そこで今後ピネアルはどうありたいのか、どういうゴールを目指していくのかを聞いていくと、過去と比較してピネアルは事業・組織ともに大きく変化していたため、リブランディングプロジェクトとして進めた方が良いと感じました。そこでサイトだけでなく、コーポレートロゴなどもまとめて一新することにしました。
リブランディングにおいて重要視したポイントは、ピネアルというブランドの人格です。外から見たピネアルがどうありたいか、を中心の軸として、自分たちが理想とする人格を設定しました。そしてその目標に進もうという方向性の元、まずはコーポレートロゴを作成しました。
ロゴが完成してからは、「ブランドエクイティピラミッド」をベースに検討を重ねました。ブランドエクイティピラミッドは、ブランドの骨格を形成するにあたって重要な考え方です。どんどん下の階層から上の階層に上がっていくことで、最終的にはブランドへの共感や愛着を生み出すことを目指します。
今回のリブランディングでは、単にロゴやサイトが変わって見た目が変化するだけでは意味がないと思ったので、ブランドとしての軸をしっかりと持って今後展開していけるよう、ブランドエクイティピラミッドの考え方を重視しました。
その後はブランドエクイティピラミッドを元に、コーポレートサイトのリニューアルに移りました。ブランドエクイティピラミッドには、組織の内部で持つべき印象と、外部で持つべき印象があります。自分たちで伝えたいことをどう表現するか、顧客からどう思われたいか、サイト上では比較的どちらも重視しながら、UX（顧客体験）の観点から考えていきました。
メンバーを巻き込む形で相乗効果が生まれた
リブランディングを進めるにあたり、メンバーを巻き込みながら作り上げていくスタイルが良いと感じました。
徳原もそうですが、ピネアルではみんなのスキルを活かして、やりたいことを事業化していこうという想いがあります。だからこそ、メンバー全員の想いを入れる方が、ピネアルとしてもより成長できるのではと考えました。
そこで、社内のワークショップを開催することにしました。
社内のワークショップでは、ピネアルの課題の洗い出しや、ペルソナ作りをみんなで行いました。他社であれば第三者目線で冷静に分析できますが、ピネアルは自分が所属する組織だからこそ、みんなそれぞれのこだわりがより一層伝わってくる部分があります。その細かい感情や言葉を反映する点に難しさはありましたが、一人でプロジェクトを抱え込まずにみんなを巻き込んだことで、プロジェクトの透明性や進行にあたっての精度が圧倒的にあがりました。
またリブランディングに伴う名刺のリニューアルにあたって、肩書きをみんなで自由に考えることを行いました。それぞれの強みが体現されていたり、「こうなりたい」という希望を反映した肩書きになったことで、働く姿勢が変わり、仕事に対するモチベーションがさらに上がったように思います。
一風変わった肩書きをつけたスタッフは、社外でのコミュニケーションが生まれるきっかけにもなり、良い効果が生まれた施策の一つだと感じています。
「ピネアルらしさ」を体現したリブランディング
今回のリブランディングは、徳原やメンバーの想いにたくさん触れられて、私自身とても良い機会になりました。
前職では一人でプロジェクトを進行することが多かったため、最初はつい一人で抱え込んでしまいました。しかし、途中から思い切ってメンバーを巻き込んだことで、みんなで一緒に作り上げる「ピネアルらしさ」を体現できました。
またリブランディングを完遂できたのは、メンバーがいたからこそです。メンバーがめきめきと成長している姿を見て、私も活躍しないと、とガッツを貰いました。良い意味で競い合える仲間がいるからこそ、実現まで至ったのだと思います。
ピネアルのリブランディングは完遂しましたが、これで終わりではありません。ピネアルは、ブランドの基盤がようやくできた状態です。今後はリブランディングで定めた目標に向かって、組織を育てていくフェーズに入ります。
ピネアルの道はこれからも、まだまだ続いていきます。やりたいことが叶う、そんなピネアルの環境で、これからもメンバーと切磋琢磨しながら挑戦し続けたいと思っています。
参考記事：リブランディングに込めた想い
