こんにちは、ピネアルの徳原です。
ピネアルはコンサルティング会社として、さまざまなクライアント様のプロジェクトに携わっています。プロジェクトを管理するスキルは、もちろんコンサルティング会社には必要ですが、もはやビジネスマン全員が持つべき必須スキルになっていると思います。
そこで、今回はプロジェクトを推進していくうえで重要なポイントを、働き方の観点からお伝えできればと思います。
「プロジェクトマネジメントに課題を感じている」
「今後成果を出すために業務に必要なポイントを知りたい」
そんな方は、ぜひ読んでいただけると嬉しいです。
今、求められる「プロジェクト型の働き方」
近年の技術革新に伴って、定型的な業務はAIが行う世の中へと変わってきています。今後人の手が必要となる仕事は、定型的ではない業務に集中してくるでしょう。そうした中で必要となるのが、プロジェクト型の働き方です。
これまで大企業では一年単位で事業計画を立て、実行するケースが多くありました。ですが世の中の変化も激しく、テクノロジーの進化も著しい今の時代においては、あらかじめ全ての動きをデザインすることが難しくなりました。そのため、都度特定のプロジェクトを立ち上げていかない限り、新しい動きに対応できなくなっているのです。
プロジェクト推進のために必要なこと
「プロジェクト」と言えば、納期や期日がタスクごとに細かく決まっているイメージを抱く人も多いでしょう。一昔前はプロジェクトの期間も年単位で遂行するケースも多くありましたが、最近ではそれ以上の速さであらゆる変化を捉え、キャッチアップしていく必要が生じています。状況に応じた柔軟な対応は、プロジェクトの目的然り、いつまでに何をすべきか、マイルストーンはどこにおくのかなどのスケジュール自体も自発的に設定していくことが重要になってきます。
ピネアルもコンサルティング会社として、クライアント様のプロジェクトに参画することが多くあります。その際に大切にしているのは、柔軟性です。日々情報が変わる中で、定義したものをそのままやり続けるのではなく、常に柔軟に変化対応することを重視しています。こうした姿勢は、成果を生み出すためにどの組織で働く人にとっても重要だと考えています。
プロジェクトにはビジョンやパーパスを
プロジェクトの目的設定においては、単にこれを目指しましょうとスローガンを掲げるだけでは弱く、プロジェクトを通じて何を達成したいのか、ビジョンやパーパスを明確に掲げる必要があります。加えて、同じビジョンやパーパスの下に、プロジェクトに関わる一人一人が経営者とまではいかないまでも、リーダーとしてふるまうことが大切です。一人ひとりの当事者意識がプロジェクト成功の鍵を握ります。
また、コンフリクトマネジメントも必要不可欠です。特に大企業になればなるほど新しいことを始める際は多くの調整事項が発生します。例えば、BtoBのサービスのマーケティング担当者が、顧客や見込み顧客の生の声をもっと知りたい、と営業担当者の日報に項目を増やすことを決めたとします。そうすると、営業担当者の工数が増えるため、そこで社内の軋轢が生じるケースもあります。この時、その対立構造や問題に尻込みするのではなく、あくまで定められた目的やパーパスに向かって調整していくことが重要で、社内でも営業するくらいの姿勢が求められます。
変化対応を実現するために
プロジェクト型の動きは、世の中の技術革新のスピードに伴ってどんどんショートタームになっています。だからこそ、決められたスケジュール通りに決められたことをやればいいという働き方ではなくなってきているのです。今求められているのは、プロジェクトごとにビジョンやパーパスを確定する能力と、プロジェクトを正しくマネジメントする力です。
これらにはタフなマインドやスキルが必要ですが、トレーニングによって習得していくことができます。Pinealでは、プロジェクト型の働き方に求められるコンピテンシーや、それを実現するために必要な具体的なスキルセットも定義していますので、人事担当者の方など、内容に興味がある方がいらっしゃいましたら、ぜひ意見交換をしましょう。
また、プロジェクト型の働き方を目指していきたい方や、地力を養いたいという方は実践あるのみなので、ぜひPinealの門戸を叩いてみてください。その「やってみたい」を私たちはお待ちしています。