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時代の変化と仕事の変化

最近は若い方と仕事をする機会が増えてきた。

一括りに捉えるのも少し失礼なのかもしれないが、今の20代特に20代前半の方々は、本当に優秀だと思う。なぜ優秀に見えるかと言うと、「いい/悪い」「やりたい/やりたくない」などの審美眼がはっきりしていて、それは僕の目から見てもとても信頼できるモノの見方であることが多いからだ。首尾一貫した主張にパワーを感じる 。

僕に近い世代もしくは少し上の世代(30~40代ぐらい)の方々とは

一方、僕に近い世代もしくは少し上の世代(30代から40代ぐらい)の方々とは非常に仕事がしやすい。仕事を「回す」能力がとても高い気がしている。経済成長が停滞する中で徹底的な効率化にコミットしてきた世代であるがゆえに、目の前にある事柄を整理整頓することにとても慣れている。しかしながら、自分も含めて、新しい事柄を想像することが苦手であるとも思う。抽象的な思考を操ること、またその思考と行動を結びつけて言行一致させることがイメージできない。つまり首尾一貫した言動がなかなかできない。

時代の要求に従った自然な変化

このあたりは時代の要求に従った自然な変化であると思う。僕の専門であるマーケティングの領域でも「オートメーション」から「商品やサービスにまつわるストーリーの重要性」に議論の対象が完全に移っている。ただ、それを議論するのは大概がおじさんおばさんであり、今の若い世代は、そのストーリーから様々な取り組みが発生することが自然な流れになっている。

アラサーアラフォー世代はどうすればいいのか

では我々のようなアラサーアラフォー世代はどうすればいいのか、とよく聞かれる。僕としては、強い主張・パワーのあるストーリーを支える、という役割に徹してみてはどうかと思う。自分でストーリーを生み出すことを手放せば、とても楽しく仕事ができるはずだ。ストーリーを作る能力も言ってみれば職能である。世代によって職能が異なると考えれば、腹落ちして理解できる部分があるんじゃないだろうか。

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