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メーカーに特化した研修で叶えたいこと

こんにちは、ピネアルの徳原です。前回は、Pineal Makers Academy(ピネアル・メーカーズ・アカデミー)の立ち上げに至った経緯をお伝えしましたが、今回はもう少しその特徴について触れていきたいと思います。

実はPineal Makers Academyは、【メーカー特化型】のマーケターを育成するための研修サービスになっています。では、なぜメーカーに特化したのか? 私自身がメーカー出身だということもありますが、今の世の中の構造を変えていきたい!という想いがあります。

顧客のニーズを正しく深堀りできるのはメーカーである

私たち一人ひとりが本当に欲しいものというのは、意外と自分では気づけていません。私は、これが欲しい!と明確になっている顕在的ニーズではなく、このさらに奥にある潜在的なニーズにこそ、本当に世の中が欲しているものがあると考えています。

そして、この潜在的ニーズを正しく深掘りできるのは、小売店や広告代理店やコンサルではなく、徹底的な市場リサーチに基づき、商品についてこだわり抜き、顧客と双方向のコミュニケーションがとれるメーカーなのではないか、と考えています。

例えば、普段スーパーやコンビニに買い物に行っても、「なぜそれを買ったんですか?」と深く聞かれることはないですよね。でも、この「なぜ?」の深掘りの先にまだ言語化できていないけれど、顧客が欲している本当に世の中にウケるものがあるんです。

この潜在的なニーズを汲み取る開発部門があり、それを商品やサービスに生かせる組織として機能しているのがメーカーです。

メーカーの立ち位置、社会構造の壁

しかし、潜在的ニーズを深掘りし商品を開発しても、多くのメーカーはそれを正しく消費者に届けきれていません。

そこには、顧客の購買に関するデータをメーカーがほとんど持っていないという大きな問題が存在しています。購買データがないことで、メーカーではなく小売店や代理店やコンサルが主導して、顧客行動のデザインを行ってしまっている構造になっています。

例えば、消費財メーカーの場合、購買に関するデータは小売り店舗が持っています。価値の源泉である購買に関するデータを提供してもらうことはなかなか難しいです。そうすると、「どんな顧客が」「いつ」「どこで」「何を」「いくらで」買ったのかを正しく把握することができません。なので、「なんで顧客はその商品を店頭で手にとったのか」という抽象的な問いについての解を得ることは、さらに難易度が高いわけです。

しかし、本来であれば、生活者を一番に考えているメーカーがコントロールし、設計すべきこと。先ほどの購買データの取得については、いくつかのソリューションも存在しています。ただ、その方法を知らない。方法を知っていても、複雑に絡む社内外へのディレクションノウハウを知らない。そんな問題を解消し、この社会構造を変えたい!と思ったのが、今回メーカーに特化した大きな理由になります。

メーカーが持つ課題を解決できる人材を育成する

これを叶えるには、人材の育成がとても大切になります。
Pineal Makers Academyの研修プログラムでは、全体最適、部分最適という2つの側面からアプローチしていきます。どちらが欠けても走っていくことはできません。

全体最適は、例えば購買データを取りに行くための仕組みを作り、継続できる箱を生み出すこと。全体の戦略を描けなければメーカーはジリ貧になってしまいますし、それを行うためには考え続ける力、成功事例が少ない中、戦略に基づきやりぬく力を持った人材が不可欠です。

部分最適は、例えば小売店への提案力。店頭広告一つとっても、ただ言われたものを提供するのではなく、ターゲットは誰なのか、どういった手法で広告を展開するのが効率的か? など、セオリーに基づく積み上げを行うことで、もっと皆がハッピーになれることがたくさんあるんです。
しかし、このような細かなことは代理店やコンサルタント、さらには小売店も注力しきれない部分であり、ここを洗練させていくことはメーカー側にしかできないことなのです。

それらを実行できる人材を育成する。メーカーが持つ課題を解決する。そのために、このプログラムは、個々の業界・業種、ビジネスモデルに合わせた課題解決力を実務に近い形で学べる研修内容になっています。

私がこれまで携わってきた多種多様なメーカーとの課題解決ノウハウをギュッとまとめておりますので、よりリアルに近い状態であるところが皆さんのお力になれると思っています。

戦略に合わせたスキルセットの提案や、知識だけではなく、実践力を身に付けるまでのサポートなど、研修を終えてからも気軽に相談していただけるような体制を目指します。

良い商品を最速でお客様のところに届けたい!!

私がこの事業を推進するにあたり、最終的に目指すゴールは、本当に良い商品を最速で必要としているお客様に届けることです。

今は沢山の物や情報が溢れていて、良い商品が埋もれてしまっていると思います。例えば、私自身、まだアメリカンフットボールを選手としてやっているので、体には気を使っています。自分の体に合う良い製品を見つけることは本当に難しいです。

また、パッケージやコピーライティングに比重が置かれ、中身が重視されていない商品も多くあります。本当は、顧客の悩みを解決するために考えられた商品、生活者への想いがこもった商品が良い商品なのに、それを必要とする人に届いていない。それがとてもイヤなんです。

そのような現状を根本から正したい。そして、開発者が顧客のことを想って作った商品を正しく届けられる環境を作ることが、最終的に顧客をはじめ関わる全ての方々のハッピーに繋がると考えています。

そのための課題解決に向け、業界・業種別にしっかり学べる研修内容です。ご興味ありましたら、お気軽にご相談ください。

デジタルマーケティングでお悩みの際はピネアルへご相談ください

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