トーソー株式会社様でデジタルプロモーション全般を担当する松本様へ、本取組みについて公開後のご状況をお伺いします。

背景について

岩尾

改めてトーソー様の事業と松本様の担当範囲を教えてください。

松本様

トーソーの事業内容はカーテンレールやブラインドを中心とした窓まわりのインテリア製品の開発、製造、販売を行なっています。
その中で私の担当範囲ですが、大きく言えばデジタルプロモーション全般で、プラスアルファ営業の業務効率化、生産性向上に関わる業務になります。
松井と二人でデジタルプロモーションを担当しておりまして、私はホームページ担当、松井はSNSを担当しています。

岩尾

デジタルプロモーション全般の中で特に注力していきたい領域はありますか?

松本様

話をすると少し長くなるのですが(笑)、弊社の商材を実際に使うのはエンドユーザーの方ですが、商流としてインテリア専門店様やハウスメーカー様など、業者様を通して販売するかたちになっていまして、営業先はビジネスユーザーになります。
窓まわり製品は指定項目や確認項目が多いためプロの方が提案するのがメインであったのですが、最終的に使われるのはエンドユーザーなので、近年のInstagramの普及によって、エンドユーザーが自分で調べてプロの方に指名するかたちが増えてきています。
そうなると、一般ユーザーの方にトーソーや製品を認知してもらわないとと思っています。オフラインの営業はどうしてもビジネスユーザーへの営業活動がメインになりますし、そのためのカタログ制作もかなりの労力をかけて行っていますが、デジタルだとエンドユーザーと接点をもてると思っているので、今はエンドユーザーにデジタルを活用してどうアプローチしていくかを注力していきたいと思っています。

岩尾

おっしゃる通り、弊社メンバーでもインテリア選びの際に展示会に足を運んだりするという話も聞きました。SNSもあり、まさにユーザーが販売店を飛び越えてリサーチする時代ですね。

今回制作したハンギングバーサイトについて

岩尾

サイトを制作することが決まった際の課題を教えてください。

松本様

エンドユーザーに対しての施策をほとんどやったことがなかったので、どんなアプローチをすればエンドユーザーに響くサイトになるのか、どのように表現したら「この商品いいな!」と思わせることができるかを解決したいと思っていました。

岩尾

これからtoC向けをスタートするという大事なタイミングにお声がけいただき大変嬉しく思います!
その中でサイト制作を通して達成したかったことを教えてください。

松本様

ひとつは売上拡大なのですが、現状の販売ルートではエンドユーザーの購入までの行動を追えないので、それに近いところで認知度拡大、これはTOSOという会社名とハンギングバーという製品の両方の認知拡大を目的としていました。あとはサイトを見てもらってエンドユーザーが「TOSOのハンギングバーが欲しい!」とお店で言ってもらうことが目標です。

岩尾

今回コンペというかたちではじまったと思うのですが、初回や2度目の商談の際、ピネアルの印象はいかがでしたか?

松本様

率直な印象として良かったなと思いました。
はじめに別商材の相談をさせていただいていて、数日で提案をいただけたのがすごく良くて、当時2つのサイト制作を予定していたのですが、特に力を入れたかったのがハンギングバーのサイトでした。他社と天秤にかけさせていただいた時に、ピネアルさんのほうが提案が良いなと感じていたので、ハンギングバーのサイト制作をお願いすることにしました。

岩尾

ありがとうございます。
社内でもそういったお話があったのですね。

松本様

はい、ご提案いただいた内容を社内でも共有したときに、この会社すごくデザインも良いし、弊社の要件をすごく汲み取ってくれているよね。という意見が出てハンギングバーサイト制作の依頼が決まりました。

制作プロセスについて

岩尾

ハンギングバーのサイトデザインを見たときの感想を教えてください。

松本様

はじめは内容が盛り盛りだなと感じました。
こんなにたくさんの内容って見られるのかな?って思っていたのですが、ユーザーへの説得力など話を聞く中で各コンテンツの意味が腑に落ちて、すごく理解できたという感じでした。
デザインもおそらく弊社のサイトを見ていただいてたりとかブランドのトンマナを理解していただいてるのが伝わってきて、あ、いいなって。すごく弊社メンバーにも刺さるデザインを作っていただいたので、本当に良い印象しかないです!

岩尾

ありがとうございます!
ピネアルと制作を進めて行く中で特に良かった点はどこでしょうか。

松本様

一番はデザインですね。
構成や項目の入れ方、コラムを入れていただいたこととかは弊社に発想がなかったり、うまく説明をビジュアル化していただいたりとか、進めていて楽しかったです!

岩尾

私もエンドユーザーに見ていただいたときに楽しんでいただきたいなと思いながら制作したので、うまく表現できて良かったです。
納品までのスケジュール感やスピード感はいかがでしたか?

松本様

そもそも今回のプロジェクトがすごく短納期で、それに合わせてスケジュール組んでいただいて、レスもすごく早かったので助かりました。

岩尾

松本様とのやりとりは添削ツールを使用したりなどとてもスムーズで、大変助かりました!弊社でもすごくスムーズに進んだなと感じています。

松本様

サイト制作はまだ2つ目なのですが、1つ目を作った際にいろいろ勉強したので、そこでの経験が少し役にたったのかもしれません。

岩尾

すぐに取り入れて実行できるのはさすがです!

成果と効果について

岩尾

まだ公開して時間はたってないので、データは集まってないかもしれませんが、サイトへの反響などあればお聞かせいただきたいです。

松本様

社内からは「おもしろいね」「いいね」と言ってもらっています。オフラインの施策としてエンドユーザーに配布するリーフレットを制作しているのですが、次回更新時のリーフレットから今回制作いただいたサイトへの導線を入れようとなっていたりとか、すぐ活用でそうだとの声があがってます。
反響ですが、公開してからSNS広告をまわしており、半月程度でアクセスが6000件くらい集まっていて、サンプル請求も36件問い合わせがきています!

岩尾

すごい!嬉しい結果ですね!

松本様

はい、このペースでいくとサンプルを追加で準備する必要がありそうです(笑)

岩尾

制作プロジェクトを終えて、全体的な満足度はいかがですか?

松本様

満足度はすごく高いです!ただ、弊社に活用の知見が少ないので、そこが勿体無いなとは感じています。

岩尾

弊社は制作後の戦略も強みとしているのでそのあたりもお手伝いできると思います!後ほど提案させてください(笑)

今後の展望について

岩尾

ハンギングバーサイトでここ見て欲しいというポイントがあればお伺いしたいです。

松本様

やはりエンドユーザーは写真の印象で「これいいな」って思うことが多いと思うので、事例の部分は見ていただきたいですね。

岩尾

素敵な事例がたくさん並んでますよね!

松本様

はい、頑張って集めました(笑)
SNSでご協力いただける方を探して収集したり、営業にお願いしたりしました。

岩尾

今後サイトを成長させていくにあたって、こういう機能がついたらなとかあれば教えてください。

松本様

正直ここはあまりわかってなかったのですが、今ひとつつまずいている部分としてはコンバージョンした人の行動をより把握できるようになるといいなというところです。

岩尾

分析まわりは改善していきたいですね。
ピネアルに対する今後の期待や要望があればお聞かせください。

松本様

活用方法のアドバイスをいただけたら嬉しいです。
あと今後新製品が出る予定があるので、その製品ページの制作もお願いしたいなと思っています。

岩尾

ぜひお待ちしています!
最後に、ピネアルの特長ってどこだと思いますか?

松本様

弊社の要望に対しての汲み取り力というか、こちらに刺さる内容を提案いただけるところがすごく良いなと思ったので、汲み取り能力は素晴らしいと思っているのと、短納期のプロジェクトもたくさんあるので、レスポンスの早さ、スピード感があってとても良い会社だと思います。
弊社メンバーも岩尾さんのデザインが大好きで、「すごいいいですね、この人」と言ってました!

岩尾

光栄です!ぜひまたご一緒したいですね。
インタビューは以上です。ご協力ありがとうございました!

松本様

はい!今後ともよろしくお願いします。

トーソー株式会社 営業企画室 マーケティングDX推進担当チームリーダー 松本様
インタビュアー:株式会社ピネアル クリエイティブディレクター/デザイナー 岩尾陵佑